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ヨルダンのフセイン国王 |
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ちょうどこれからは海外でのお仕事が増えてきますが、9月にはロサンジェルスで5日間のシンポジウムに招かれ、来年の4月にはスペインでのシンポジウムも決まりました。その間をぬって色々な国に行くことにもなっています。その前に心身の浄化をはかるために仙酔島を訪れ、からだを休めてきました。
ゆったりとした時を過ごす中、過去の色々な出会いを思い出しました。そのお一人がヨルダンのフセイン国王です。国王のことをヨーロッパの人たちが真珠のような輝きを持っていた政治家だったと言っていましたが、本当に素晴らしい人格の方でしたね。
初めてフセイン国王とお会いしたのは1971年です。その年には20世紀後半世界を動かす世界の著名人にインタビューする「世界の主役」というドキュメンタリー番組を自分でアポイントを取り付けて制作し、2年間にわたって国内の36局で放映したのですが、その番組に出演していただいたんですね。その後お亡くなりになるまで7回くらいお会いし、ヨルダンの独立栄誉賞もいただきました。
ある出会いの時、国王が物寂しい感じで自然に自分の気持ちを伝えてこられました。「私は中東和平の為に一生懸命努力しているんだけど、なかなか解決することができないんです。」 その当時、エジプトのサダト大統領、イスラエルのベギン首相、アメリカのカーター大統領がキャンプ・デービッドに集まって中東問題を話し合っていた時でした。私は、「エルサレムをどうするかとかパレスチナの問題はあなたなしには解決しないと思いますよ。サウジアラビアのファハド皇太子は、1980年代には世界政治の中で大切な人になっていくからお会いになってはいかがですか?国同士の風通しを良くすることが中東の和平につながっていくのではないでしょうか。」と提案しました。 その2日後に侍従長がいらして「フセイン国王がとてもお元気になられました。ありがとうございました。パレスチナの青年を宮殿に入れることになりましたし、2週間後にはファハド皇太子にお会いする為の特別機を手配しました。」と伝えてくれました。
今年の4月にロンドンでのシンポジウムを終えた後、郊外のストーンヘンジを訪れ、アーサー王の伝説が残るエネルギーの髙い場所で泊まりました。普段私は夢をみることはあまりないんですけど、夢の中で私が滞在しているどこかの畳の広間にフセイン国王が背広姿で入ってこられ、畳の上に座り、「これからあなたも世界に出ていき、各国の要人に会うと思いますが、ちょうど私にアドバイスして下さったように色々とアドバイスしてあげて下さい」とおっしゃる夢でした。トップに立つということは孤独でなかなか相談もできないけど、日本から神のことばを伝えてくれる人がいると生前にまわりの方におっしゃっていたそうです。
その夢のインスピレーションを大事にして、これから出会っていく色々な方たちとの交流を深め、世界平和の種を蒔き続けていきたいと考えています。
この写真は、国王みずから小型飛行機の操縦をし、私を助手席に乗せて首都のアンマン上空を案内して下さった時のものです。
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